翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

南漂記 - 翻刻

南漂記 - ページ 33

ページ: 33

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【右丁】 扇(あふぎ) 亀甲(べつかふ)の親骨中(をやぼねちう)のほねハ不残(のこらず)香木(かうぼく)なり又 一角(うにかふる)にていろ〳〵親骨    に細工せし品もありわづか十弐文よりあり極(ごく)上   の品(しな)壱分まてなり 薬種(くすり) 何によらず殊(こと)の外(ほか)大(をゝ)きざみなり口にくわし 花(はな) 十一月十二月 比(ころ)に牡丹(ぼたん)見事に咲(さ)きあり    目(めなれぬ)花(はな)など此 節(せつ)沢山(たくさん)にあり 皮(かわ) ぶた ひつじ 牛馬(うしむま) 蛇(くちなハ)《割書:至て太きなり|三味線に用也》 蛇皮(じやひ)といふ 金道具(かなどふぐ) 真鍮(しんちう)唐金(からかね)にて細工物(さいくもの)多(をゝ)し鉄(てつ)ハ至(いたり)て少(すくな)し釘(くき)なども     皆々(みな〳〵)しんちう釘多し日本のくぎと違(ちがひ)丸釘斗也 角(かく)ハなし 【左丁】 鍛冶 此 職(しよく)尤多し平生(へいぜい)石火矢(いしびや)鉄炮(てつぼう)数多こしらゆる    皆々(みな〳〵)軍器(ぐんき)に遣(つかひ)候ハ鉄なり夫故(それゆへ)外の品に鉄を不遣(つかハず)    索籥(ふいご)何(なに)に用(もちゆ)るも圖(づ)の通(とを)り也          二ツふいご立に遣(つか)ふなり 【ふいごの図】