← 前のページ
ページ 41 / 106
次のページ →
翻刻
被 仰付大坂従御城代糊付之御奉書大坂屋
敷之留守居伊藤惣左衛門と云者に御渡急御
用に候間早々在所へ可遣之由被仰付候惣左
衛門受取屋敷へ帰り糊付之御奉書を封を切
て拝見春る前に急に島原表へ参候様にと被
仰付候御奉書や早々飛舩を仕立風雨を厭は
須随分半時も早く着舩之様にと申付候而又
二時斗間を置て右之御奉書之写を又飛舩を
仕立出したり然所に前に出したる飛舩は風
に逢て着舩遅なはり後之写早く小倉へ着舩
春右近太夫殿被成御悦御奉書を能も切不ど
き写迄致差下段大成働迚其時迄二百石被下
しか一倍之加増有て四百石被下子之代迄も
大坂屋敷之留守居致せしとや器量之働也勤
仕之身はか様之働有たきもの也
廿九日癸巳
天草軍記曰正月廿九日本郷庄右衛門有馬出舩
江戸へ帰る
松平伊豆守島原陣之覚曰正月廿九日未刻伊豆