キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

切支丹御退治記 49巻. [6] - 翻刻

切支丹御退治記 49巻. [6] - ページ 45

ページ: 45

翻刻

 上に羽織を着し道之傍につく辺居けるに御  会釋有て御通あり甚三郎渡辺仁太夫か袖を  扣吾等は脇坂主水か嫡子甚三郎与申者也兵  部太輔殿御受有に於ては御先手に在陣申度  や仁太夫然らは某之小屋へ御同道申尚御心  底をも可承と云て甚三郎を偲忠郷之御跡よ  り小屋に帰り仁太夫甚三郎に謂けるは此表  御在陣之諸将余多あり他家之陣家に御座有  ては如何あらんやと云けれは甚三郎か云一  筋に兵部殿御手に付き寸志をも露し申度と  有に依て此上は主人に可申聞と先御舩へ帰  し申仁太夫忠郷之御前に出て件之旨趣を申  けれは忠郷甚三郎心中を痛敷思召たる御面  色にて有馬内記と相談して此方之陣所を貸  可申と宣に依て仁太夫内記か小屋に趣き主  之仰を述けれは内記無子細御受申に依て仁  太夫此旨を甚三郎に告知せんと思て海辺に  出る甚三郎舩中ゟ仁太夫を見懸て陣に出向  渡辺殿先之有増は如何にと尋に依て御願調  たりと答け連は甚三郎手を合偏に貴方之御