← 前のページ
ページ 91 / 106
次のページ →
翻刻
四郎母城中へ重而遣候状
此程は小兵衛参由其元何も御無事之由承
満足に存候然ははる〳〵冬にて申参らせ候所に御返
事さへかは須候子とも春てをかれゝさへ情な
く存候に御返事なき事情なく思ひ参らせ候我々
なとかやうの身に成小兵衛参せ候事にても候
得とも 上様御使之衆ふ残御立合にて城中
之切支丹にてなきもの出し申候はゝとれ〱も御
前へ被召出承故同し道とは申なから一所に
まいり何連之道にも成行申度候間申入候御
分別候而其衆へ御与ひと里てゐへし此程は
小左衛門との小平とのへの御返事に無理に切
死丹に御なし候もの御入候は春と返事に御座候へ
共夫は併りと小左衛門へ小平とのも御申候登かく
御返事可尽候うらみ申候此程申参らせ候 上様
御使之衆ゟ城内へ御入候はんとの御偽りなくか
文にても無御心元思召候はゝ何方へなりとを
其方御指図のまゝに出合対面之上直に申候へ
との御事に候此通御聞分なき事ふ審に存い
川連の道にも御返事待存候申也