東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 3

女大学 - 翻刻

女大学 - ページ 14

ページ: 14

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【右丁】 【上段】 御 貝桶(かいおけ)は和泉(いつみの)守さま 御 長刀(なきなた)幷(ならひに)御 挟箱(はさみはこ)は 摂津守(せつつのかみ)様 御(おん)奥(おく)さま より進(しん)ぜられ候 伊(い) 賀守(がのかみ)様より伊勢(いせ) 物語(ものがたり)の御 文箱([ふは]こ)志摩(しまの) 守(かみ)様よりは油単(ゆたん)と して純子(とんす)【注】二十 巻(まき) 雨油単(あまゆたん)として尾張(をはり) 名古屋絹(なこやきぬ)百端(ひやくたん)参(まひ) り候 御紋縫(こもんぬひ)ふせは御 【下段】 へし又我おやさとのよき事 をほこりてほめかたるへからす 一 下部 数多(あまた)召(めし)仕《割書:共》万事自 辛労(しんろう)を忍(しのひ)て勤(つとむる)事女の作法(さほう) なり嫜(しうと〳〵め)の為 ̄ニ衣(きぬ)をぬい食(しよく)を調(とゝのへ) 夫に仕て衣(きぬ)を畳(たゝみ)席(しきもの)を掃子 を育(そだて)汚(けかれ)を洗(あらい)常(つね)に家の内に 【左丁】 【上段】 出入(ていり)の参河(みかは)屋へ仰 付(つけ)られ候 遠江(とをとみの)守さま 御 奥(おく)さまより色(いろ) 縮緬(ちりめん)五十 巻(まき)駿河(するかの) 守(かみ)様より蚊帳(かちやう) 【下段】 居 ̄て みたりに外へいつへからす 一下女を遣に心を用ゆべし 言がひなき下 臈(らう)は習し悪 てちゑなく心かたましくもの言 事さかなし夫の事嫜こしうとめ 笑事なとわか心 ̄ニ合ぬ事有は 猥(みたり) ̄ニ謗(そしり)聞(きか)せてそれを却而(かへつて)君(きみ)の 【注 どんすは普通「緞子」「鈍子」と表記されますので、この字は扁か旁かどちらかを書き間違えたものと思われます。箪笥の数詞は巻とは言いませんしね。】