東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 3

女大学 - 翻刻

女大学 - ページ 15

ページ: 15

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【右丁】 【上段】 進せられ候 昨日(きのふ) 呉服所(こふくしよ)伊豆蔵(いづくら) より納(おさめ)まいらせそうろう甲斐(かひの) 守様より毛氈(もうせん)五 十 枚(まい)相模(さかみの)守さまより 武蔵野(むさしの)ゝ蒔(まき)絵の 御文庫(おんぶんこ)御 硯箱(すゞりはこ) 御難産除(こなんさんよけ)として つかひの海馬(かいば)子安(こやす) 貝(かひ)態々(わさ〳〵)安房(あは)の国(くに) より御取 寄(よせ)進(しん)せ 【下段】 為(ため)と思へり婦人 若(もし)ちへなくし て是を信(しん)しては必(かならす)恨(うらみ)出来(てき)安 元(もと)より夫の家は皆(みな)他人なれは恨 叛(そむ)き忍愛(にんあい)を捨(すてる)事安 構(かまへて)下 女の詞(ことは)を信(しんじ)て大切なる嫜 姨(こしうと)の親(をや)をうすくすべからず もし下女 勝(すくれ)て口かましくて 【左丁】 【上段】 られ候 上総(かづさ)の久留(くる) 里とかや申所(まうすところ)より 目出(めで)たき夫婦(ふうふ)参(まい)り 三(み)つめの御 哥(か)賃(ちん) ねりまいらせそうろう筈(はづ)に 御座候 下総(しもふさの)守さま より御 在所(ざいしよ)常陸(ひたちの) 国(くに)鹿嶋(かしま)の愛敬(あいけうの)御 守(まもり)行器(ほかい)御さし樽(たる) 近江晒(あふみさらし)は美濃(みのゝ)守 さまより進ぜられ候 【下段】 あしき者ならは早く追(おい)出す へしか様(やう)の者は必(かならず)親類(しんるい)の中 をも言(いゝ)さまたげ家を乱(みだ)す 基(もとい)と成者也 恐(おそ)るへし又いや しき者を使には気(き)に合せ ること多(おふし)それを怒(いかり)のゝしり て止(やま)ざれはせわ〳〵敷(しく)腹立(はらたて)