翻刻
【右丁】
【上段】
讃岐(さぬきの)守様より御
廣(ひろ)ぶた御ふくさ
五十御 風呂敷(ふろしき)百
伊 豫(よの)守様より
土佐(とさ)の三幅(さんふく)對(つい)左右(さいう)
松竹中 寿老(じゆらう)人
政宗(まさむね)の御守刀進
ぜられ候御 輿(こし)御
迎(むかひ)には筑前(ちくぜんの)守さま
入(いら)せられ候よし
御 送(おく)りには筑後(ちくごの)
【下段】
しめよ今の代(よ)の人女
子に衣服(いふく)道具(どうぐ)なと
おほくあたへて婚姻(こんいん)
せしむよりも此条々を
よく教(をしへ)ゆる事一生身を
たもつ寶(たから)なるへし古(ふる)
き言葉(ことば)に人よく百萬
【左丁】
【上段】
守様 豊前(ぶぜんの)守さま
にて御座候御道
筋は豊後(ぶんごの)守様御
屋鋪前(やしきまへ)肥前(ひぜんの)守様
表(おもて)御門御通りにて
候よし御供中ひ
らき候せつは肥後(ひごの)
守さまかつ日向(ひうが)守様
大隅(をゝすみ)守様御屋敷の
間と申す事にて
薩摩(さつまの)守様 壱岐(いきの)
【下段】
銭を出して女子を嫁せし
むる事を知(しつ)て十萬銭を
出して子を訓(をしへ)る事を知らず
といへり誠(まこと)なるかな女子の
親たる人此 理([り])を知らず
んばあるべから壽(ず)
女大学終