東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 3

女大学 - 翻刻

女大学 - ページ 4

ページ: 4

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【右丁】 【上段】 情(なさけ)をかけ給(たま)ひおもて は唯(たゞ)青柳(あをやぎ)の糸(いと)の 靡(なひく)か如([こ]と)く物(もの)やはらか にして人(ひと)の心(こゝろ)を酌(くみ)て 知(し)り我(わか)僻(ひか)めるを押(おし) 直(なほ)し扨又(さてまた)心の内(うち)は 石(いし)や金(かね)よりも堅(かた)く あだなる方(かた)に心(こゝろ)を向(むけ) 給ふべからず忠臣(ちうしん)は 二君(じくん)に仕(つか)へず貞女(ていぢよ)は 両夫(りやうふ)に見(まみ)えずくれ 【下段】 われ人 ̄ニまさり皃(かほ)なるは皆(みな)女 の道(みち)に違(たがへ)る也 女(をんな)は唯(たゞ)和順(やはらぎしたがひ)て 貞心(ていしん)に情深(なさけふかく)静成(しつかなる)を善(よし)とす 一 女子(によし)は稚時(いとけなきとき)より男女(をとこをんな)の別(わかち) を正(たゞ)しくして仮初(かりそめ)にもたわ むれたる事を見(み)聞(きか)しむべ からず古(いにしへ)の礼(れい)に男女(なんによ)は席(しきもの)を 【左丁】 【上段】 〴〵此(この)理(ことは)りを朝夕(あさゆふ)心(こゝろ) にかけ給(たま)はゞ神(かみ)や仏(ほとけ) の守(まも)りめもおはし ましまいらせ候 【下段】 同(をなじく)せず衣 裳(しやう)をも同處(をなじところ)に置(をか)ず 同所(をなしところ)にて浴(ゆあみ)せず物(もの)を受取 渡(わたす) 事も手より手へ直(ちか) ̄ニ せず夜行(よるゆく) 時(とき)は必(かならす)燭(ともしび)を燈(ともし)て行へし他人(たにん) は言(いう)に及(をよば)ず夫婦(ふうふ)兄弟(きやうだへ) ̄ニ而 も 別(べつ)を正(たゞしく)すへしと也 今時(いまとき)の民(みん) 家(か)は此(この)様(やう)の法(ほふ)を知(し)らずして