東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 3

女大学 - 翻刻

女大学 - ページ 5

ページ: 5

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【右丁】 【上段】 第二(たいに)賓客(まろうと)【「きやくじん」左ルビ】など御(おん) 渡(わた)り候はん時(とき)は内(うち)に いかなる心遣(こゝろつか)ひの事(こと) 候とも聊(いさゝか)その気色(けしき) を表(あらは)さず何(なに)となれ うち向(むか)ひ月(つき)雪(ゆき)花(はな) 時鳥(ほとゝぎす)何(いつ)れ其(その)折(をり)に ふれたる物語(ものかたり)などし て懇(ねんごろ)にとりはやし 給ふへく候さりとて 若(わか)き人(ひと)の余(あま)り睦(むつ) 【下段】 行規(ぎやうぎ)を乱(みだり)にして名(な)をよごし 親(をや)兄弟(けうたい)に恥(はぢ)をあたへ一 生(しやう)み を空(いたつら)に仕(する)者(もの)有口 惜(をしき)事 ̄ニ あら ずや女は父母(ふぼ)の命(をほせ)と媒(なかだち)と にあらざれは交(ましは)らず親(したしま)ずと 小 学(がく)にもみへたり仮(たとひ)【注①】命(いのち)を失(うしなふ) とも心を金石(きんせき)の如(こと)にかたく 【左丁】 【上段】 まじげなるもよそ 目いかゞ有まいらせ候や 唯(たゞ)何(なに)となく准(なぞら)へて 角(かど)しのぎなきやう にあひ〳〵敷(しく)候は事 あらまほしく候 第三(だいさん)召仕(めしつか)ひの人 疎(おろそか)にて何事も思ふ やうにならず候はゞ 忍(しのび)やかによまひ言(ごと)を もいひ聞(きか)せ給ふべく候 【下段】 して義(ぎ)をまもるへし 一 婦(ふ)人は夫の家を我(わが)家とする ゆへに唐土(もろこし)には嫁(よめいり)を帰(かへ)ると言我 家にかへると言事也 縦(たとひ)【注②】夫の家 貧錢(ひんせん)成共夫を怨(うらむ)べからず天より 我(われ) ̄ニあたへ給へる家の貧(まづしき)は我 仕合の凶(あしき)故(ゆへ)なりと思一度嫁し 【注① 「仮」で(たとい)とする例あり。「仮令(たとい)」から「令」脱落の可能性もあり】 【注② 字面は縀。旁は誤記ヵ】