翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

花の春上手談義 2巻 - 翻刻

花の春上手談義 2巻 - ページ 3

ページ: 3

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ひわ茶(ちや)といふが鶯(うぐひす)茶古きをもつて 新(あた)らしきもまけをしみのよふなれど 年々(ねん〳〵)歳々(せい〳〵)花(はな)相似(あいにたり)松は常盤(ときは)の色まさ り替(かは)らぬ春(はる)の御伽(おとぎ)にもと葛飾(かつしか)の 翁(おきな)静観和尚(じやうくわんおせう)の下手談義(へただんき)は近来一(きんらいいち)の 読本(よみほん)なり上手(ぜうず)に下手(へた)と卑下(ひげ)されて 下手がじやうづもあつかましくうぬが 口から上手とはおきやあがれまて此方(このほう) にて又売ものには花(はな)の春(はる)上手(ぜうず)談義(だんぎ)とぞ題(だい)す   とらの春         通笑述 (印) 附言(ふげん) 通笑子(つうしやうし)が筆(ふで)のすさみ清長子(きよながし)の当世風(とうせいふう)の 画図(ぐわと)とんだいゝのと御子様方(おこさまがた)隅(すみ)からすみ迄 御贔屓(ごひゐき)を松の内より賑(にぎ)やかに御召(おめし)なされて 暮(くれ)の金(かね)といらざることを後に附(ふ)す   文化