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神是也といふ是等の事聞もうとましき亡説也《割書:乗邨云以下鎌倉大双紙|を引て小栗か事を書り》
《割書:既に此雑記之中にしるしたる事なれは|爰に筆をとゝむ》
結之神安八郡西結村に在所祭勘可尋之俗説に照姫を祭るといふ
拾遺和歌集に読人しらす〽君みれは結ふの神そうらめしき難面人【つれなきひと】を
何つくりけん今按に拾遺集は拾芥抄《割書:上之巻|未》云長徳の比大納言公任
卿の撰也或は花山院法皇御自撰云〻袋双紙に云花山院勅撰
云〻長徳は則華山天皇《割書:人王六|十二代》の年号也今延享迄七百五十四年也
其比既に結神の歌あり何そ照手を祭るならむや世にかゝる類ひ
多し養老寺に小野篁作の天神とてあり或物云篁は文
徳帝の仁寿二壬申年薨云〻菅相丞は仁明帝《割書:人王五十|四代》の承和
十二乙丑年に生れ玉ひ醍醐帝《割書:人王|六十代》の延喜三癸亥年薨し玉ふ篁
薨して後五十二年をへて菅公《割書:天満神|》薨す其後卅八年過菅公右
近の馬場に天神と現し玉ふ元享釈書曰篁又不測人也身列_二
朝班_一遊_二琰宮_一云〻懸案ニ養老寺の所持の天神も十王の類ならん歟
長良川○鵜飼○江口《割書:各方縣郡|》藤川ノ記曰江口《割書:長良川の|末也》に出て鵜飼を見る
六艘の船に篝火をさして上る又一艘をまうけそれに乗て見物す
鵜の魚をとる姿鵜飼の手縄を扱ふ体なとはしめて見侍れは
言のはにも述かたく哀とも覚え又興を催すもの也〽鵜飼人
くるや手縄の短夜もむすほゝれなむ空はあけしを 鵜飼舟夜
を契れは是も又いゑは江口の遊也けり或人曰当国に住人養老
瀧不破の月長良のうかひは見つへき事也他の国にて人の問たるに
しらぬも愛?なく覚るかし鵜飼は十二羽の島津鳥【鵜】に鮎の魚を
【書込み】
《割書:戸田侯|領林筋》
《割書:ナリ|》
《割書:北野天満宮也|世に七代天》
《割書:神と此菅|原天神と》
《割書:誤事多し|》
《割書:文徳天皇は|五十五代帝》
《割書:仁寿二年此年菅原道実公八歳なり|》
《割書:長良川は|古へなから江川》
《割書:なり流江川|か又長柄川》
《割書:とも書は|ナガエ川か》
《割書:〇宗祇法師か|歌に》
《割書:〽面白うさらし|さはくる鵜縄》
《割書:かな|渡辺狂か》
《割書:〽鵜の罪も|忘れん雪の》
《割書:長良川|》