翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

鶯宿雑記. 巻263-264 - 翻刻

鶯宿雑記. 巻263-264 - ページ 23

ページ: 23

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 敗子多く繁昌の地也鍛冶あまたあり能小刀利刀を作る打物の  銘に金華山麓長良川辺岐阜住藤原何〻と切ル是を長銘と  称して世俗良とす金華山の事藤川の記に有〽峰に生る松とは  しるやいなは山こかね花咲御代の栄を云〻 席田《割書:郡ノ名也|》 伊津貫川(イツヌキカハ)むかし此辺定家卿の管内のよし言伝ふ  其拠をしらす新拾遺源師光〽席田に千とせをかねて住鶴も  君か齢にしかしとそ思ふ新勅撰〽むしろ田に群ゐる鶴の千代も皆  君かよはひにしかしとそ思ふ藤川の記〽幾とせ限らぬ御代はむしろ田の  鶴の齢にしかしとそ思ふ席田といふにたよりて皆しかしと詠り  伊津貫川金葉集藤原道経〽君か代はいく万代かかさぬへき  いつぬき川の鶴の毛衣その外諸勅撰等に多く歌あり 山石田の小野 各務郡岩田村也或云今は野はなく薄有芥見村の近所  云〻千載集藤原伊家〽今はしも穂に出ぬらん東路の岩田の小野の  しのゝをすゝき続後拾遺〽けふみれは岩田のをのゝ真葛原うら枯わたる  秋風そ吹是も稲葉山を論せしことく山城国に同名あり千載集  顕季〽きゝすなく石(イハ)田の小野のつほ菫しめさす計成にけるかな続千 載集に為嗣〽うつり行柞の紅葉人とはゝいかに岩田のをのゝ秋風 なとよめるは城州なり凡同し名の名所国〻に多し玉川といふ所《割書:下略|》 日高杣《割書:在所未考|》風雅集に藤原光俊〽世を照す日高の杣の宮木  守しげきめくみに今や逢らし 月吉の里或曰土岐郡細久手の南也此里より三日月形の白き石  出ると夫木集茂明〽くもりなき豊の明に空はれてひかりをそふる 【右頁書込み】 《割書:濃陽|伝記云》 《割書:文珠城は中|納言定家卿》 《割書:旧館地船木|山と云後》 《割書:小笠原七郎|泰縄住》 《割書:城は祐向山|ト云長井》 《割書:勘九郎|住スト云〻》 【左頁書込み】 《割書:戸田侯|領ニ林筋》 《割書:アリ其内|ニ小野村アリ》 《割書:モシ爰ニア|ラサルニヤ》