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人の詞を聞て吉凶を考る事也大かた往来の人の咄を聞て
我考かたき事に准らへ吉か凶かと知事也今時是をは
ぶきて一人外へ出て歌を三反吟して左右の来る人の噺を
聞あしよしを占ふに病人の善悪まち人其外何にても我
心に■はしき事を占ふに百にひとつもあはずといふ事
なしもし是らのあやまりにや
蜂屋柿凡柿の名所多けれとも蜂屋の里を日本のかゝらすへし
乾柿也平生に用る法あり 集觧云用_二 ̄テ乾柿_一 ̄ヲ割開 ̄テ去_レ核
薄伝_二白塩_一又合_二柿之両片_一縛定蔵_二壺中_一経_レ年不_レ枯
不_レ炷不_レ腐此 ̄モ亦不時之珎宝也《割書:下略|》串柿は霜(シモ)柿といふ他
国に串柿と称するものは違へり抑串柿は安藝国西条
を第一としつれ共尾濃の産に次也といふ事は世〻の学生の
しるし置て今更改めいふに及はす然共此糸【紫?】潤就【然?】■肉
のことく白霜重〻たるものは美のゝ国にも蜂屋の里の乾
柿也付いふ大酒を好もの乾柿を両片となし臍をふさぎ
帯をしめて飲時は連日倒るゝ事なし又云血痢久しく病
時なし柿一ツ艾葉一匁水煎にし服すれは痊又云湯やけ
渋柿の生汁しきりに濡れはしるしあり覚置へし
熟瓜真桑村にありいにしへ保曽知と云近世武蔵の河越に移
し栽て能産摂れて国を覆ふ是を真桑瓜と称す
鳴子府中の産次也洛の東寺にも作れり然共武蔵の
産にはしかす三野の産たにしかされはまして他国の及ものかは
【右頁書込み】
《割書:伊勢国関亀山ノ間ニ野尻村ト云アリ延喜式云布気神社是ナリ夕食ノ略カ|天照太神
《割書:五十鈴川|遷幸ノ》
《割書:寸【時】行宮ノ|古迹今ハ》
《割書:皇館太|神宮ト称ス》
《割書:例祭六月|二十一日也ト》
《割書: ソ|》