翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

鶯宿雑記. 巻263-264 - 翻刻

鶯宿雑記. 巻263-264 - ページ 75

ページ: 75

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迷惑に及候事言語に及かたし少しにても手筋能かたより御取 候には能米を渡しさもなきには皆虫半分の米を渡し侍り 是程米の高直成に大工職人抔受取て米壱俵を三匁や 七匁に売たる者あり勿体なき事にて侍り武士云その 虫にならぬ様は大分の御米なれは成かたく侍らんか社家云 いかにも安き事にて御座候蔵数多く御建可被成計にて候 昔の如く籾にて御納被成候はゝ今の様に米一石に付銀十五匁 蔵によりて廿匁のわり米は入申間敷候籾弐石を米壱石にして 何の吟味もなく来とひとしく御納めさせ被成候は百姓の悦申はかり 成へし扨扶持方取にも其通に御渡し被成其人〳〵に唐(タウ)臼用 意可仕候足軽体の者は五人あひに臼一ツヽも持侍らんか一石 の籾を能干て入候へは半分迄はへらぬ物に候六七斗には成り 候間其余にて妻子もゆる〳〵と養ひ侍らんか然は天下の百 姓は悦ひ扶持方取は思ひよらぬ加増取たる心地せん大成御仁政 と成可申候しかのみならす毎年百万石も二百万石もすたる物か 捨らて御冥加能おはしまさんたとへ米納に被成共籾ほとに能こ そは有ましけれ被成様にて多の捨りは有間鋪候土地により明 年六月の土用をこさぬ米もあり三年置ても少しもへらぬ 米も有その性の能米をは別に御蔵に詰置三年限にく るり〳〵とまはり出し明年の土用を越さぬ米をは仏米か 扨は夏より内にいたし切様にか其米計籾にて納るかいか様 にも有へき事也今は能米を持行ても受とらねは蔵奉行と