翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

鶯宿雑記. 巻263-264 - 翻刻

鶯宿雑記. 巻263-264 - ページ 78

ページ: 78

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年〻に高免に成ぬれは百姓も地の物計作ては年貢まとふ 故にたはこを作て高く売年貢の足とす此たはこに ふさがる地計も日本国中を合せて近江程なる大国二三ヶ       国は空しからむ夫にかゝりて過る物は皆遊民也たばこの道具 費る竹木銅鉄焼物其外挙てかそへかたしたばこ刻に成て 世をわたる者計も三万余人有へしと也たはこを作らぬ様に 夫にかゝりたる者共もいたまぬ様に五六年程に御やめ被成たら は此一色にても日本の国広く成り諸人ゆる〳〵と可仕候此の御仕 置計にても奉公人は多也侍らん其被成様は長〳〵しけれは略しぬ 或云木具御法度といへは木具を漆にて一扁塗只一度な らては遣はず末は漆の分またかさみぬ木具等にへぎつ かふには節なしの結構成桧にて有日本国中の木具へきたい 等の費も夥しき事也其上かりそめなる物をも結構成台に のせ箱に入ぬ此等の費も夥しき事也上より被下小袖を 初て昔の様に広蓋なとにすへとり広けす共一ツに積 重ね目録にて実ある様に被成日本国中其風にうつし軽 薄をやめて実立侍らは天下の費やむのみならす風俗 見事に可成候或云今米の高直成は天下に銀の多く成 たると申説あり尤半分は夫ニても可有候へ共第一は作り出す もの少く遊ひて食する者多き故也身過の坊主山伏等 を御法度に被成或は奉公人或は人少き国郡の百姓等に被成 候はゝ奉公人は満〻て多かるへし故なき比丘尼を御法度