翻刻
【右丁】
紫背竜牙(しはいりうけ)#1《割書:釈|名》 たいこんな《割書:大和|本草》
【左丁】
蘇頌(そせう)図経(づけう)に載(のす)蛇含(しやかん)とは自(おのつか)ら別種(へつしゆ)にて大葉(たいやう)のたいこんさうなり又こまつなき《割書:大|坂》ともいふ俗に八丈草(はちしやうさう)とも
いふ鹹草(かんさう)と同名(とうめう)なり山野に多し宿根(ふるね)より生す葉は羅蔔(らふく)に似(に)て円(まる)く嫩葉(わうは)#2はこきんはいに似(に)て背(うら)紫色(むらさきいろ)
大葉(たいやう)七九 小葉(せうやう)五七 対生(たいせい)す夏月 茎(くき)高さ三四尺 枝梢(ゑたのこすへ)#3に五弁(いつへら)の黄花(わうくは)を開(ひら)く形(かたち)蛇苺(しやも)に似たり後(のち)毬(きう)を結(むす)ふ
風毬(ふうきう)に似て小なり根(ね)数条(すしやう)ありて黒褐色(くろうるみいろ)乾(かは)は頗(すこふ)る丁香(てうかう)の気(き)あり葉味(はのあしはひ)辛(から)く微(すこし)渋(しふ)し
一種
葉に花又(きれこみ)#4多(おほ)きもの花
実(み)尋常(つね)の品(しな)に同し
#5同一種