翻刻
【右丁】
一種 ひめをときり
葉(は)甚(はなはた)小(せう)にして雀舌草(しやくせつさう)に似たり
高さ一二寸に過(すき)す花実(はなみ)皆(みな)小(せう)なり
一種 みすをときり
又みすやなきともいふ水辺(すいへん)湿地(しつち)
にあり宿根(ふるね)より生(せう)す葉(は)はをときり
さうに似て稍(やゝ)円(まる)く茎(くき)淡紅色(うすあかいろ)
高さ二尺 許(はかり)
花(はな)も相似て
紅色(こうしよく)なり
遵生八牋(しゆんせいはつさん)に水木樨(すいもくさい)花色(くはしよく)如密(みつかう)
香(ことく)与木樨(もくさいと)同味(とうみ)唯(たゝ)草本耳(さうほんのみゝ)#1亦(また)
《振り仮名:在_二 二月_一|にけつにありて》分種(わけにゆ)#2一名(いちめう)指田(してん)用葉(はをもつて)搗(つき)
加礬泥(はんていをくはへ)《振り仮名:染_レ指|ゆひをそむ》紅於鳳仙葉(ほうせんやうよりこうなり)と
いふ是(これ)なり
【左丁】
一種 金糸桃(きんしとう)《割書:三才|図会》
びやうやなぎ
金糸海棠(きんしかいとう)《割書:広東|新語》
小木(せうほく)#3細茎(さいけい)葉(は)は水楊(すいやう)#4に似(に)て花は大翹(たいけう)に似て
蕊(すい)長(なか)く黄色(きいろ)実(み)も又 大翹(たいけう)に同し三才図会(さんさいつゑ)
に云 如桃而(もゝのことくにして)心(しん)有黄鬚(わうすうあり)鋪散花外(くはくはいにしきちり)#5若金糸(きんしのことき)
然(しかり)亦(また)根下(こんか)劈開(さきひらき)分種(わけしゆ)画譜(くわふ)#6《振り仮名:所_レ言|いふところ》亦(また)同(おなし)
#7金糸梅