翻刻
【右丁】
蒴藋(さくてき) そくどく《割書:和名|鈔》 そくづ
又くさたつ《割書:接骨木をたつといふ|にはとこに似て草なり》
《割書:ゆへ名|つく》処々(しよ〳〵)荒野(あれの)に多し春(はる)宿(ふる)
根(ね)より生(せう)す葉は接骨木(せつこつほく)に似(に)
て稍(やゝ)大に葉(は)は節(ふし)に対生(たいせい)す
夏月(なつ)梢(こすへ)に細枝(さいし)を分(わか)つ小白(せうはく)
花(くは)族生(そくせい)す是(これ)陸英(りくゑい)なり実(み)
熟(しゆく)して紅色(こうしよく)又にはとこに
似(に)たり水英(すいゑい)は詳(つまひらか)ならす
【左丁 】
藍(らん) たてあゐ《割書:和名|鈔》
大葉(たいやう)の物(もの)
今たてあゐといふ
染家(こうや)及(およひ)薬用(やくやう)と
する蓼藍(れうらん)なり春(はる)
実(み)を下(くた)して生(せうす)紫(し)
蓼(れう)《割書:あか|たて》に似て紅色(こうしよく)
なし節閑(せつかん)#1紅(あか)く又 大(たい)
葉のものあり夏秋
の間 穂(ほ)をなし紅(こう)
花を開(ひら)く形ち紅(こう)
草(さう)《割書:おほけ|たて》に似て短(みしか)
し実(み)は蓼(たて)の如し
#2巻葉(まきは)の
物(もの)
#3尋常(つね)の品
#4藍