翻刻
【右丁】
《振り仮名:蛇■草|しやまうさう》#1 いぬいたどり
駿州(すんしう)富士山(ふしさん)方言(はうけん)こいたとりといふ春月(はる)
宿根(ふるね)より生す葉(は)は女青(しよせい)《割書:へくそ|かつら》に似て
厚(あつ)く五生(こせい)【互生】し茎(くき)地(ち)に搨(たう)す長さ一二
尺 梢(こすへ)に穂(ほ)をなして小 白花(はくくわ)族生(ぞくせい)す
形 虎杖(こぜう)に似(に)たり
【左丁】
一種 つきみくさ
琉球産(りうきうさん)なりといふ茎(くき)地(ち)に搨(たう)す
高さ一尺許 葉(は)虎■(しやう)#2《割書:いた|とり》に似て
円(まる)く茎(くき)紅色(こうしよく)八月 頃(ころ)穂(ほ)をなして
小紅花(せうこうくわ)を開(ひら)く又 虎杖(こしやう)に似たり
#3蛇■草三種#1