翻刻
【右丁】
一種
八丈嶋の産(さん)は葉(は)虎杖(こせう)《割書:いた|とり》に似て
高さ三四尺 秋月(あき)穂(ほ)をなして小白(せうはく)
花 族(そく)生す根(ね)肥大(ひい)#1にして又 虎杖(こぜう)の如し
【左丁】
虎杖(こしやう)
さいたつま
又いたとりともいふ荒野(あれの)にあり
春 宿根(ふるね)より生す初生(しよせい)竹筍(たけのこ)の
如く節(ふし)あり煮(に)て食(しよく)し小児(せうに)生(なま)
にて食(くろ)ふ酸味(すきあしわひ)あり葉は何首烏(かしゆう)
に似て背(うら)紫色(むらさきいろ)ならす秋月 茎(くき)高(たか)
さ四五尺 葉間(はのあいた)に短(みしか)き穂(ほ)を生し小
台花#2を開(ひら)き後(のち)小莢(ちいささや)#3を結(むす)ふ又 何首烏(かしゆう)に
似たり
#4虎杖二種