翻刻
【右丁】
大戟(たいけき) はやひとくさ《割書:延喜|式》
種類(しゆるい)多(おほ)し今(いま)紀州大戟(きしうたいけき)を以(もつ)て上品(しやうひん)とす《振り仮名:淡路|あ■ち》#1土佐(とさ)筑前(ちくせん)播州(はんしう)等(とう)の海辺(うみへ)石(いし)の間(あいた)
に生(せう)す岩大戟(いわたいけき)と云十一月 頃(ころ)宿根(ふるね)より生(せう)す茎(くき)紅色(こうしよく)葉(は)は䕡茹(りよしよ)に似(に)て狭(せは)く粉緑(ふんりよく)
色(しよく)春夏(はるなつ)の間(あいた)高(たか)さ二三尺 梢(こすへ)に枝(ゑた)を分(わか)ち形(かたち)䕡茹(りよしよ)に似(に)たり実(み)山椒(さんしやう)の大さ疙瘩(こふ)
あり茎(くき)葉(は)白汁あり根黄白色にして長(なか)く軟(やわらか)なり時珍(しちん)の説(せつ)に北方綿大戟(ほつほうめんたいけき)色(いろ)白(しろく)其(その)
根皮(こんひ)柔韌(しうしん)如綿(めんのことし)といふ是(これ)なり
【左丁 文字無】
【版心の中央】大戟