翻刻
集て我儘ばかりおごり相談先第一に法事
仕舞の咄しを聞は今度法事は時分か悪ひ
参詣不足でもふけが無ひと祖師の法事を
商ひらしく一目恥しずに咄しをめさる後生知
ずの新見の者も金をあぐれは信心者と住持弟
子もあしらひ違ひなむぼ信心了解の人も金
を上げねは外道者抔とて葬礼おさへ字判
せぬと上を恐れぬ法外ばかり寺は寺とて同行衆
もお講もどりの咄しを聞ば舅小姑は嫁聟
そしる嫁やむすこは舅のさんけそして近
年安心まても板子長歌親なひ抔とねても起
ても欲心はかり仏まかせの祖父祖母迄もあちら
こちらでつとめがちがひどれか誠かまよひかはれ
ぬ後生大事はたのまぬ方とすゝめなからも