翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

俗語之種. [6] - 翻刻

俗語之種. [6] - ページ 30

ページ: 30

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まぬかれす或は山抜崩れ民家を押埋田畑を 損ふ事あけて数へかたし御掛りの御役人方 御出張ありて夫〳〵御取調御手当のあり ける事おほけれはなか〳〵筆紙に尽し かたし尚追〻聞伝ふる事とも後編迄に 書入て渡世に伝ふへし 山抜犀川の大河を止むる事前代未聞の 大災とはいひなから 御城向も大破の夥鋪殊 更数日におよふといへとも地震鳴動止まさり けれは恐れ多くも 殿様御儀御城内桜の馬場に 御出張ましまして数日の間 御意を配らせられ給ふ爰において重き 御家臣を始め惣して御役掛りの面〳〵 桜の馬場左右に軒を連ねて仮役所を 補理ひ是上の急変如何なれはとて万端 此処において御用弁【用事を済ますこと。】 御主君の守護厳重なりけるとそ重き御方 〳〵より下部に至る迄不残御焚出しを もつて御賄被成下置事とそ古今未曾有の