翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

俗語之種. [6] - 翻刻

俗語之種. [6] - ページ 8

ページ: 8

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水内の曲橋なり又久米路の橋ともいひて 流れは犀川の水上みにして西より東に橋を 渡る事五丈有余夫より南へ向ひ大橋を 行事十丈有余にして橋と水とのあへま 十五丈余あるとかや高き橋よりみなきる 瀬音に□たてゝ聞浪のうね〳〵に深?き 青渕たちし恐ろしけたとへんかたもなし 樹木枝葉岩のはさまに生茂り四季折〳〵 の美花咲連木実枝に盛んなりといへ とも欲して指さす事能わす是を以て 思ふ時は其昔猿の梢を携ひ藤かつらを以 是を渡し初けるゆゑに白猿橋共言といへとも 拾遺集埋れ木は中むしはむといふめれは久米路の橋は心してゆけ よみ人しらすとあるを此橋の歌【顕?】なりともいへり 可悟【悋?】可憐大地震発して彼の岩倉山抜崩れ 犀川の大河を止む既に翌月六かに及ひて 湛ひし水の嵩りし事此橋より猶高さ 数十丈増れり爰におきていかなる名橋たり共 保つへきにあらされは橋梁浮出し湖水に等しく 充満たる水の面を流れ廻り〳〵て穂刈村之