翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

徳若水縁起金性 / 樹下石上作 - 翻刻

徳若水縁起金性 / 樹下石上作 - ページ 8

ページ: 8

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じゆろうじんと いひながらわか いきにて人を うれしからせ るよひしゆ かうでおち をとらんと ひたいに しはを よせて こんきを くだきあんじ ぬいてやう〳〵とせかいを つかまへてとしはよつても りうかうにおくれはせぬと はりあふ きで び し や 門 のう ら門の まへにあん したくすりみせをだし あとへとしをとるくすりと 一生わづらはぬくすりを よの中の人へひろめ給ふ此二つの めうやくがあればおのゝ小まちも おもかけのかわらてとしのつもれかしと【注】 うぬほれのうたもよまずしんの しくわう【秦の始皇】もふろうふしのくすりを さかしてよくづらを引はるにも およはねどからにも日本にも これまでないめうな【妙な】くすりを 一文きなか【一文寸半=わずかの金も】出さずにしてやる事 ゆへまいにち〳〵ゑいとう〳〵と おしかけてあたつたみせ ものゝきどまへのやうで【当たった見世物の木戸前のようで】 まちふたをだしたひ        くらゐなり 【注:面影の変わらで年のつもれかしたとえ命に限りあるとも】 〽わかく   なる  くすりた    から じゆろう  しん   さまから    出ます わつらはぬ  くすりを   ください しかをみて薬を【鹿は寿老人が連れている動物】  おもちひなさい   しかをみて    おやすみなさい しかゞ云 〽おいらも秋は   つまとひの   しかといわ   れていろけ   のあるみの    うへさ 四五十年 あとへとし をとつて ほんだに ゆうつもり      た 〽わしも わかかへつて しまだに ゆうつもりだ 〽とてもの事に【いっそ】めいてうを【名鳥】 ごろふじませだてうを【駄鳥】 ごろうじておやすみ なさいといつたら  よからう 【寿老人と同一人物とされる福禄寿は鶴などの鳥を連れている】 【右側の看板】 あとへとしをとるくすり   玉顔子 一生わづらわぬくすり   延命丹 【左側の看板】  《割書:仙術|指南》長果老《割書:三八|出席》