翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

漂流記録 - 翻刻

漂流記録 - ページ 13

ページ: 13

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 日本七ツ合セ候程可有之存候王都は「スヨウカ」と申所にて  私罷在候「スヘツホー」港ヨリ八十里程西南に当り申候 一常食ハ「ハン」にて御座候製之様ハ麦を粉に致し豚の膏ニ  てネリ鶏卵砂糖にて/味(アジ)ヲ付饅頭の様に蒸し牛乳  を付朝昼晩三度食し申候製し様ニ上品下品御座候味噌  醤油無之肉類葱芋類統而塩にて味ヲ付油にて煎  り上タベ申候食事には大ナル机の様ナル物を置家内一同是  を囲ミ腰懸に掛り机上の物ヲ給申候米ハ印度清国南  米利幹ヨリ交易致し候米問屋有之候得共味浅キ者にて  人の力に不相成と申常食には不相用病人等は粥に致シ  食候事も有之物好にて給候事も偶有之候俵ト云は  無之米麦共に金輪の樽詰メにて丸キ升にて汲取申候 一衣類ハ西洋風にて羅紗類にて仕立申候定の色ハ無之  種々相用候髪ハツミコホシニテ焼金にて端ヲ焼キリ〳〵  と巻セ申候是ハ西洋東洋共筒袖着用致候処の作法ニテ  御座候由「アンヘラ」様■者編タル呂宋ヨリ渡候笠ヲ着往来