翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

漂流記録 - 翻刻

漂流記録 - ページ 22

ページ: 22

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 白キ様に相見へ申候西紅海も是に同シト承り申候 一大洋中に磁石の暗碓二ケ所有之是に近付候時は船  の/釘(クギ)迄抜ルト申事にて大に恐れ申候洋中にて鉄ノク  ルヒ候所は所々に有之候 一洋中にて逆風に乗候事も有之候得共寅の風に亥へ乗  り候て子へ落申候「ウツホー」の近海常々丑の方より吹  風強き処にて「ウツホー」へ着難く南へ入抜シ事御座候 一米利幹南北の間ハ山壱ツにて纔に続キ第一狭キ所は  五里計に御座候是を切抜候得者航海の便利甚タ  宜敷候間切抜申筈に相成候処亦其湾々相成候処ニ  テ潮高ク且潮の湧出る所有之「メキシコ」の方へ満チ来リ  多く地を損し候と申事にて切抜不申候    右之外段々可相尋義有之候得共十一年之談話ヲ一日に承り    候事故疎略甚敷且海外之儀は一向不案内に    候間只漂客之申儘ヲ書記シ畢      嘉永五年壬子季秋