翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

麗斎叢書. 20 - 翻刻

麗斎叢書. 20 - ページ 21

ページ: 21

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勝敗の形ち分明なり彼か長する所へ我 短なる者して闘ハ乍チ一敗地ニ塗候へし 論するに足らさる也前にも言如く砲銃 の製造ハ日々ニ精密ニならハ此方ニても 其上にも益工夫新製して実用ニ備べし 陣練戦略ニおゐては決て彼を学へからず 西夷の銃隊を破へき陣法奇正変化 研究練熟なす事當時の急務也古法ニ 拘はらず我か長る処を以て彼か短なる 所を攻るの工夫あるへし兵法の活機を 知るものを撰ミ用へし  余近頃西洋学をなす有名の者余が 【頭書 大艦ニ乗大砲」を打其国乃」長する処】 近親の内ニ有之故其者に尋して西洋 諸国も戦争の事絶さる故近来又々 戦格一変なし長柄鎗手を募り馬 上の馬上の長槍にて銃隊を突崩し 【頭書 野戦夜討戦ニ」短兵接戦者」我か長する処】 騎馬て蹂躙するの法盛ニ相成し由なり 元ハトルコ人此法ニて亜墨利加人を破り しゟ始申と也當今流行の西洋銃 陣は五六十年も前の方の由也苦心 して出来上り銃隊又夷絨の短兵ニ出 【頭書 都て弓銃を」長兵と云鎗」長刀を短兵と」いふ】 合突破らるへし其節に至り俄ニ持前の 短兵を用んとする共数年ケヘル斗 揑(コネ)廻したる 弱兵我国持前の刀の抜身も知らず槍ハ右を 前にするやら左を前になすやら知らさる者