翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

麗斎叢書. 20 - 翻刻

麗斎叢書. 20 - ページ 22

ページ: 22

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  狼狽廻るへしと思はるゝ也 一耶蘇宗門の禁は寛永以後別して厳禁候而  百姓町人も寺證文と云事有武家ニ而も同様ニ而  吉利支丹證文とて年々組支配江印紙を  差出す事定例と也街市にも吉利支丹の  訴人あらハ 上ゟ御褒美下さるへき由記し  有は人々しる事也邪宗門禁せられしは  何故そと云に彼の宗門ニて其宗旨の為に  死れは直ニ天堂江生るゝとの教なれハ死を  懼れす君父をも顧す一圖に宗門を尊信  する法故に既寛永には天草の一乱をも  生せし也當今西洋の法術を信する者若  其節を論破するものあれは真ニ激怒して  父兄朋友の差別なく其不平の思ひを  なし終には我祖宗以来国恩ニ浴し妻子  眷属を撫育せし廣太の御仁徳を忘れ  皇国の制度を誹謗し日本小国故規模  狭小にして西洋大国の体を知りぬ也と  漫りに教言する輩有全く  御禁制の邪宗門ニ引入られたる也凡て  物は好む所より入易きもの也日本曻  平にて上下奢侈安逸ニ耽りたまに  才力有も皆奸智姦才にして天命を  知す己か身力を尽さす懐手をして事を