翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

麗斎叢書. 20 - 翻刻

麗斎叢書. 20 - ページ 23

ページ: 23

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 成んと云様成悪怜悧ニなりし処へ付込ミ  先第一ニ蘭法の治療医師ニ傳へ蘭法の  治療流行する彼か妖教を廣むる手段也  蘭医にも稀には学問有も有れとも多  分ハ無学文盲ニても横文字譯書の假名  附にても讀薬名もしれぬ新薬凡宰領の  物ニても呑せ元より漢法の医者とハ論  議も致さす素人には猶更法意をも云す病  人の生死ハ元より医の工拙ニよらず只早く  癒へき症も手間取位の事なれは幸に  生利ある病人の一両人も治療なす時ハ誰々ハ  名人也と世人評判すれは衆皆雷同して  俄ニ高名ニ相成薬は名もしらぬ物を飲せ  薬代は人の知たる人参桂枝大黄等の  價ゟ多分貪取故に蘭法の医師ハ大  方ハ富をなせり最初ニ医術ニ而深く信  をとらせ又日本人漸々奸曲弁佞ニなり  戦闘己か身を全くなして敵を破る  仕方有へしと思ふ拙陋臆病なる心を 【頭書 火輪船」風車】  見込第二は砲術を強大無量無邊の  機工を教へ道具達斗をなす様ニ誑んと  する計策也此方ニてハ持前の血戦刀闘  は浮雲し同くは寐て居る敵を退る  仕方有んと工夫なす族は別て深く