翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

麗斎叢書. 20 - 翻刻

麗斎叢書. 20 - ページ 33

ページ: 33

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 相成へし其替りには耶蘇宗門行る  へし異国人も日本橋迄も乗入へきなり  都て天地の間両全の理なし彼を得る  には是を捨さる事能ハす我身命を捨す  敵に勝へき事を欲するは決して成さる  事なり一人の勝負ニてさへ我身を捨て  向ハざれば勝を得ず大勝負も同様なり  我銃砲の及ふ場合ならバ敵よりも同断也  其節は銃砲共工拙によるへし長兵斗を  恃み我打放する処敵ニ及はず我玉當らす  敵の玉は當る彼ハ其技に精熟し我は  多技に遅て学ふ処専ならず彼と同し  器械を用ひ彼と同し陣隊を用ゆ皆長す  る処彼にあり故に當今の勢ニて武術の  門を分ち一技を専らに習ハす事急務也 一弓に長せるものを撰ミ戦射を習ハせ他の  術を学に及ハず 一銃砲に得しものを集め和流西洋両よふに  好に随て習ハす 一剱を学ふものハ剱法斗を習ハす 一柔相撲又同様 一長刀棒皆同し 一馬術も達者を専らとすべし工拙は兎も  角も戦場迄ハ騎乗する丈の事ハ人々習ふ  へし馬上格別達者のものを集め銃隊  を蹂躙さすべし 一剱は人々帯する事故工拙ニよらず心得有べし