翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

麗斎叢書. 20 - 翻刻

麗斎叢書. 20 - ページ 35

ページ: 35

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一大艦乗かた其餘軍備迄も蘭人に向学ハせ  らるの命を蒙りて出帆せし人々皆乳香  児の寄合ニて何を成就すへきや最初ゟ  弟子入をするには一向の素人に仰付らる  へし間違多き銘々の存寄ニて組立し  西洋学ニては却而私意有之習ひ得かた  かるへし諸藝とも悪き僻最初ニ覚へ  たる事ハ始終の邪魔ニ成事人々の知る  事也西洋流も一様ならず誰々ハかやう  彼等ニてハ此様ニとて皆自分〳〵の見識  にて門戸を立人を誹り我を誇其黨  を集め習練なすを感心なす輩の心中  更に別ち難し各区々の仕法ならは  其人々の工夫と見へたり笑べし不残  武邊ニくらき輩也其各を指ハ天下へ  の恐れあり素人の見斗ニて組立たる  兵法を衆人に教へ益有へしや実に  浅間敷事ならすや大艦乗方其外とも  西洋の法を知るへしハ佐賀侯抔江命  せらるへし長崎ハ近し其人膽智ハ備  ハりたれハ 御国躰をも失はせられす異  邦の風をも早く察せらるべし定めて  外藩の諸侯へ聞へてハ 御体裁も宜し  からず位の小量なる御評議成へし日本  国の人ならハ穢多非人ニ而も挙け用ゆ  へし国中ニて 将軍の代の替るハ珎敷