翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

麗斎叢書. 20 - 翻刻

麗斎叢書. 20 - ページ 58

ページ: 58

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南風か吹ものじや其時ハ南に向ひ大筒 や石火や鉄砲を打懸る時は忽に煙り か味方へなびき味かたの矢先ミへかね 又敵ゟ打懸る大筒ハ皆〳〵ミかたへ来るで あろふ味方ハ其時図【?】を放して萬一打損 したらバ味方皆死てあろふ其後詰の 御備建御手配も有であろふか昔の大将 方は好まぬ死地の陣取じや夫には能味 方の計策か有事であろふに蛤貝 螺貝のいふ通り去年異国の船か来た 時は世上大さハきて有た乗込て来た 異国の舶へわずか四艘の船て其上軍 を氣【率?】てもなく只軍船に乗て来て 居る斗日本て見た事ハない蒸気船か 死地へ四艘の船を乗入れて中〳〵手 出しをする氣遣ひハない陸の御大名の 大騒きハ何事てあろふ余り周章て 異国の奴原にちと氣の毒なさても 見よ四艘の艦へ五百人も乗ても高が 弐千人てあろふ日本の拾万石位の大名が 御二方も向ふたらバ一捻りニ捻り潰して 仕舞てあろふ夫々異国の艦か場がハ