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るいと艦を少し動したらバ岳の方では
びつくり仰天町半鐘を打といふ事を諸
向へ觸出したと云事じゃ一向わけが
分らぬ螺さんなせ半鐘を打と云事じや
惣体軍の時ハ町半鐘を打と云法か有か
え螺貝ヲゝヨ乱たる時は鉞を用ひず釼
戟を以て切り鎮め世を治め又能世の治り
し時は楽を以て民の心を和めて其
楽器の五ツを作りて第一ニ演【?】と云五笛
を作りて是ハ北なり水の音にして五音
には羽と云唇の音と此聲ニ深く思ふと
いふて思ふ事を司とりて又南を信と云
に造り火のこゑニて陽氣よく養ふ木
とす歓ひ慕ふ事を司る萬物を和せ
しむ音拜【聲?】じや敢【鼓?】ハ東ニ属す東ハ日の
出る地秋氣発生する方角故蝶【ママ】蝀【螮蝀=虹】東に
ある時は指さす事なし蝶蝀は西に属して
萬物盡殺と陰聲ニして都而別断と
いふて強さをたつ時に取てハ秋の事
陰鬱の氣たる故ニ太鼓又震雷といふて
軍の時敵に責進而太鼓打て掛りまた
味方ニ引揚る時には鐘を鳴らして味方