翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

麗斎叢書. 20 - 翻刻

麗斎叢書. 20 - ページ 60

ページ: 60

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の氣を鎮て引上る既ニ火事てさえ 出太鼓引鎮り鐘といふて打へし其陰 聲の半鐘を打て夫々の詰め所〳〵へ 集りしと云事てハあろふが昔の大将 方に左様な逆な事ハきらひて既順成 時分萬物を育て不順なる時ハ萬物を 弊す迄軍ハ惣して順を以て逆を打 を打といふて兎角天理ニ逆らハぬ様に するものじや螺さん御前ハ軍にきつい 功者たかとふ云事と知て居なさるへ 螺かい我等は先祖神代の時ゟ軍と いふハ一番がけじや其訳といふハヲイラノ聲ハ 十二律の外で秋氣りん〳〵とする処 螺貝こえを発る時ハ山々谷々も鳴響 猪猿狼其外の猛獣迄も大きに恐れ をなす故に軍掟は一番貝には兵粮を 遣ひ二番貝には具足を着て身を堅 め三番貝には皆持場〳〵の詰所へ出て 大将の下知を待数万騎の中でも貝 にて皆備を立る事神代より源平の 戦ひ應仁の乱又は新田足利楠夫 より武田信玄上杉謙信今川義元