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出来す香餌の下には掛巣多く集る
重恩の下には勇士出来る士を軽くするも
賞の軽重ニ有と高名手柄も其時に
随ひ思ひ恩賞なくてハ皆動かすと調
練元ゟ第一の事なれば又国用を足すに
理ある故に役人を撰ミて内の事を足すも
一ツの軍法なりしかし余り噺に氣を
奪われ口から出ほふだいの事云ニ定めて
螺を吹といふて有ふ此噺ハ海の事ゆへニ
皆〳〵聞流しにして水にして貰ふ事
時に何合戦の時に風の模様ニよりて
風上より火をかけ敵を燒討にする
工夫か第一じや其火を懸るも時に取日
に取あり時取あり共天の燥なりといふ
日取とハ天の二十八宿の中箕宿壁【宿】翼
宿幹【ママ、軫】宿の四星の配當の日取を用ひ都而
晝の吹出す風ハ久しく吹夜の風ハ早く
止むと心得敵艦の風上より燒討を仕
懸る時は此火に夷賊の心を奪われ
自然燒討の方か空虚ニ成其図を
見込て味方より大筒小筒を船の水
際を眼當に打立すきまなく打すゝめ