翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

出雲紀行. 20 - 翻刻

出雲紀行. 20 - ページ 14

ページ: 14

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 儀と奉存候右御左右申上度如此御坐候敬白     二月十日 十日会一香道生豊年吉雄敬典被地震の哥詠今日 もなゐふる 十一日早朝なゐふる朝飯後の分大分ふるひて隣の家内 はな懸出る 十二日今日はしめて地震ふらすと思ひしに夜ふるへり と翌朝人々いふ石州にては津波にて人家あまたそこ なへりといふ長門萩城落たりといふ 十三日ゟ十七日まての事付落せり 十八日実母の五十回忌法事執行すとて六十 二年むかし二月朔日産舎に入て七日にやう〳〵 うましし事なとおもひ出られてよみて霊棚に そなへ奉れる  御産屋に七日七夜をいたましてうませけれこそ見はかくてあれ 又為泰の産れし時酒の栄菜に 鰤子(ワカナ)の吸物いたせる を大国養保か賀言を聞給ひて祖父正平翁歓給ひて 末に名をあくるふもとの若なかやと祝吟し玉ひし ことをおもひて  五十年のむかしのわかな六十経て思ひつめりと君にしらすや