翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

出雲紀行. 20 - 翻刻

出雲紀行. 20 - ページ 15

ページ: 15

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扨此法事にあはんとて夕つ方出雲郡神立村なる 柳楽庄右衛門来りて六日の地震に土蔵の片塀落て 冨村の荒神松ほつえ北になひきて生たるか南になひ きて深くしつめりといふ又田の底より鉄砂塩気なと 吹出してあれたる事官三郎の書状に書るかことしまた 日暮て後飯石郡三刀屋なる川津源兵衛きたりて 今朝支度して出へしと思ふ時地震大きにふるひて 家内とも出る事なかれととゝめけるほとに一度見合たり しかと今日参らすてかなはさる事故遅く宿出候 程に夜にいれり六日以後今日まて一日もなゐふらさる 日なしとそいへる又神門郡大津なる葛西益兵衛も 宿遅出たりとて夜に入て来りて地震のはなし せるか大かた源兵衛かいへるに違ふ事なし 二十日学業の為に巡国せる陸奥国弘前の士族佐々木 貞輔清方来れり是はをとつ日来りし時に哥人かと 問しに儒学にて高名家尋廻れるものなから松江にて 其名しられさるほとに来れりといふさらは今日は法事せる ほとに今日明日の所にて挑文の師内村友輔永泉寺天鱗 なと問行へしとて名前住所書等調へ聞かゝせてあたへ けれは一日為泰か物語も聞まほしと望めれは二十日来よと