翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

出雲紀行. 20 - 翻刻

出雲紀行. 20 - ページ 7

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忌部の里に忌籠り鏡の浦の清まはり遠騰美の水に ふりすゝき捧けまたしし古へのあとを思ひて荒玉の 光りこもれる荒石を忌鉏持てはふりとり千曳の 石とたなすえに引すえ見れは朝日なす赫き渡る 赤玉のあからひまして御命は玉の緒なかく大君のみこ とのまにま神宝いつきまつろひ大神にこひのみまして 大御代をいかしの御代と言寿ひほかひもとほし かへりことまをしまさねと掛巻はかしこかれともこと ほきて御賀の玉の石たてまつる             出雲の神門臣守臣 是はそのむかし守臣大人に乞て書貰ひしを写せるなりけり 其時の地震の事は此大人はた重老大人又其節医学 修業すとて彼地にありて其事にあへる安井司民坂本功 なとよりもかたり聞せたりしにはしめ空中にて恐しき音して より大地振出て洛中洛外の家人害はれし事きくも 恐しき事なりけり扨かの神宝なる琵琶を写したる 摺物ありて懸物なとにせるを見しに守臣大人の讃あり その哥  そこたから御宝主の大神のみたまそはりし神たからかも 「其」此後安政二年卯冬十一月の地震は為泰神門郡に                    ますとて