翻刻
【右丁】
まじない
一たらようの葉(は)へ左に図(づ)の如くうたをかき灸(きう)
を三火つゝすへべしはしか
のかるゝ事/奇妙(きめう)なり
当(とう)人のからだをなでさ
すり川へ流すべし
麦殿(むきどの)は生れなから。に。はしかして。
かせたる跡(あと)。わ我身(わがみ)なりけり。
【葉の図中の文章】
表
麦殿わ生れなからに
はしかして
かせたる跡は我身なりけり
裏
当人名前
生れ才【注】書
【注 年齢の歳の略字なので「とし」の意に用いられたものと思われる。】
【左丁】
一/玉子(たまこ)のほしたのをくゑばはしか極(ごく)かるかるべし
一きんこをしほを極あまく煮付(につけ)くわすべし咽(のど)へ必
できずと云
一/糸柳(いとやなき)を手一足に切てせんじ用ゆゆれば山あげる也
一/午房種(ごほうし)五/粒(りう)計のますも宜(よろし)さいかくをのまして
よろし
一おかぜりをせんじてぎよう水(ずい)をつかわせれば極
かるくするなり大ていはのがるゝなり
一せつぶんの柊(ひいらき)之/葉(は)を七/枚(まい)せんじて呑(のま)すれば是
もはしかのかるゝと言(いう)妙(めう)でん也