翻刻
必ず気力を耗(へ)らし知覚(きおく)を失ふといへり
一書此物 過服(のみすご)せば必す害あり記臆(きおく)意識(いしき)を損し或は昏憒(こんくわい)眩(けん)
暈(うん)を発すこれは他の故にはあらず能く神経(しんけい)に透徹(たうてつ)して真
気を耗消(へら)すを以てなり世人これを省(さとら)ずして常用のものと
なし暫くも手と口とを離さず余を以て思ふに恐くは強壮
なる者をして怯弱(きようじやく)ならしめ遂には其天年をしゞむる
ならん摂生(ようじやう)の人よく〳〵省(かへり)み思ふべしとぞ
《割書:此余和蘭の諸説大同小異正編に尽せりこれらは薫煙の過|服を戒めしなり漢説と相似て又実理の精を加ふるものあり|よく〳〵考ふべし》
目さまし草終
清中亭主人観予■【門以ヵ】下所記蔫録
附余一本請上梓名以是有正編之
羽翼而拡家翁諄々之心者也然文
理未貫考証猶疎不可助出以■【尓ヵ】人
■【享ヵ】亭主固請不已因謀御同志校
正免筆乃経家翁検見■■【以授ヵ】■■【厚善ヵ】
亭主以粥蔫為産本■【気言会ヵ】弁蔫之
功害以及人歟嗚乎蔫之書現也