翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

安政大地震畧記 全 - 翻刻

安政大地震畧記 全 - ページ 11

ページ: 11

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【右丁 コマ10の右丁と同じ】 【本コマ右丁と前コマ左丁は増丁】 【左丁】 しかば大将(たいしやう)揺高(ゆりたか)を高手小手(たかてこて)にいましめて磐石(ばんじやく)をもて押(おさ)へとし是(これ)に番(ばん)を 附置(つけおき)て地震番(ぢしんばん)となづけたりその余(よ)の小(こ)なまづ等(ら)は半台(はんだい)へ入(いれ)おき 後(のち)に蒲焼屋(かばやきや)へ下(くだ)られけるとぞ又(また)火防方(ひぶせがた)の大将(たいしやう)愛宕山大権現(あたごさんだいごんげん)は 水神(すゐじん)へ御下知(おげぢ)有(あつ)て諸方(しよはう)の火(ひ)の手(て)を防(ふせ)がしめ給ふそのめん〳〵は玉川茶水助(たまがはちやみすけ)。 清澄(きよずみ)。神田川用水斎(かんだがはようすゐさい)。堀抜井戸進(ほりぬきゐどのしん)。車井釣瓶(くるまゐつるべい)。龍越玄蕃(りうこしげんば)。天水桶吉(てんすいおけきち) 等(ら)。一手(いつて)に成(なつ)て爰(こゝ)を先途(せんど)と防(ふせ)ぎつゝ火水(ひみづ)に成(なつ)て戦(たゝか)ひけるにはや夜(よ)も明(あけ) て日輪(にちりん)の光(ひか)りに火(ひ)の手(て)は下火(したび)となり四方(しはう)に廻(まわ)る水(みづ)の手(て)に。打消(うちけさ)れてそ 見(み)へければ軍(いくさ)は勝(かち)ぞと一同(いちどう)に時(とき)を作(つく)りしゑい〳〵声(ごゑ)此時(このとき)おくれて走(はせ) 来(きた)る味方(みかた)の遊軍(ゆうぐん)職人勢(しよくにんぜい)手間高大九郎家立(てまたかだいくらういへたて)。加部(かべ)の左官太仲(さくわんたなか) 塗(ぬり)。土方(どかた)日(ひ)やとひ助成(すけなり)。高張丸太郎家押(かうはりまるたらういへおし)。渋板(しぶいた)はめ六釘打(ろくくぎうち)等(ら)追(おひ)