翻刻
さるはかにが所より
ばんにはなしにござれと
いわれひるのうちより
だのしみはかり事の
ある事はゆめにも
しらずずいぶん
ぢよさいのない
ようなれど
さるりこうとは
よくいふたものなり
かゝる所へくらげ
来りけり
二人のせんぞ
こゝろ
やすく
さるが事にて
くらげはおふかぶり
おやのことてむすこのくらけも
おしやべりにてこんどのさるが
いかさまにおふ事あらめゝが
くちかすべりしをきゝかぢり
りうくうよりおしおくりにて
ひとはしりに
来り
さるに
おしへけれは
ひつくりして
きもをつぶす
さるといふものは
きもに
たゝるものと
見へたり