翻刻
弥二郎はなかふとのあふしことをこじつけ
れいを五十両といふものしよしめそのかつ
たるさかなをもらいなかやのものをよび
ふるまいけるかまたやまいのはなしをは
しめる江戸なそではかもかたかうござ
りますがわたしかくにからまいるときゑち
ごでみまし
たがおふ
きないけ
にかもの
いるとき
ふるいすげ
かさをなげ
こみます
かもか人かと
おもつてとんで
ゆき見れば
人てはなし
それからかさを
五かいも十かい
もなけこめ
ともとはす
にいますそ
れからかさを
かふつていけへ
はいれは□□【かすれている】
かしよての
かさだと
おもつている
所をとつて
くひをねぢ
りをつては
ねちつて
おかへなける
あの
やふに
しを
とり
が
て
ます【?】
日に
ひとりて
五十
はも
【ここよりかすれと破れ。別摺りにて補う】
とるか
もつ
かも
なく
やすい
とてつ
ほう
ましり
にはなしかける
【ここまで】
【弥二郎の台詞】
わたくしは
まへには酒の
五升や
七升
のんては
なんとも
なかつたいまは
よはくなりました
【台詞】
はてなア
そんな所へ
ひとふゆゆき
たい
□ふかこれは
つきじらしい
かもても
なんても
人のちへ
には
かな
わぬ