翻刻
【右丁】
《割書:ゆひをは|ゆはす》かすのよみ様至極あかりて鞠のしみたる
時分をはからひすまして申之四十余もあかり
ぬらんと覚る時かすと《割書:こゑを|ひく》たからかに申て
後六七あかりて七十《割書:或六十と|申之》時と申又七八あかりて
八十又六七あかりて九十又七八あかりて百とた
からかに申《振り仮名:次第〳〵|シタイ 〳〵 》に百《見せ消ち:十|拾(シウ)》百二#1十百三十と
おなし程七八つゝのとき申之二百とたかく申
次第〳〵に申て三百とたからかに申侍とき鞠を
けすしておとす又三百以後もあかるをかきりに蹴(ケル)事
【左丁】
あり《振り仮名:宗-匠|ソウシヤウ》のはからひなるへし数のまりの時帰あし
身にそふまる蹴(ケル)へからす木にかくへからすかすをあけ
侍らんと思ふときは下輩(ケハイ)の人のすかたかりおもふ
様ならねとも是こまるなる人なれは上はらをさし
をきてめしたつる也是 定法(サタマレルハウ)也(ナリ)又 老若(オイワカ)《振り仮名:以-下|イケ》《振り仮名:勝-|セウ》
負(フ)のまりかすの《振り仮名:多-少|タセウ》によるへし全(マタク)《振り仮名:名-足|メイソク》に
よらぬ也又此かすの料 甲乙(カウヲツ)によむへしと云説あり
一 上鞠事(アケマリ )
此 役(ヤク)《振り仮名:随-分|スイフム》しかるへき人《振り仮名:普-代|フタイ》の仁(シム)のわさなるへし