東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

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古今相撲大全 - 翻刻

古今相撲大全 - ページ 66

ページ: 66

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道にても。すぐれぬれば。/奇異(きい)にこそ覚ゆれとて。/興(けう)ぜさせ 給ふ。見物の/老若(らうにやく)も目をすましけり。/白寺(はくさいじ)の/廉(しか)。/小廉(こしか)。/長光(ながみつ)。 /宮居目眼(みやゐげん)左衛門。/深(ふか)尾又次郎。/河原寺大進(かはらでらだいさくいん)。/鯰江(なまづゑ)又二郎。/青地(あをぢ)与右衛門 などいふ者共は。たぐひすくなき上手にて。取勝りかり。此時は 行司は/木瀬蔵春庵(きのせぞうしゆんあん)なり。鯰江。青地弐人は/召出(めしだ)され。/熨斗付(のしつき) の/刀(かたな)。/脇差(わきざし)を下し給はり。すなはち召つかはるへきとて相具せ らる。深尾又次郎は時服を/賜(たま)ふといへり。信長記に出たり   /豊臣秀次(とよとみひでつぐ)公相撲御覧の事 関白豊臣秀次公。相撲見物すべき間。其用意いたすべき由 のたまひければ相撲奉行丹後守を召て申付諸方を ふれける程に。洛中洛外。/淀(よど)。/鳥羽(とば)。/桂(かつら)。/嵯峨(さが)。/鞍馬(くらま)。/白川(しらかは)。/山科(やましな)。ざい々 /辺(へん)より。我も〳〵と/集(あつま)りける。秀次公の取手共百人ばかり出て。 東のかたやにひかゆれば。西には寄の相撲二三百人ならび居けり /既(すで)に日くれて。月山の/端(は)に出ければ。秀次公の御前の/幕(まく)をし ぼりあげ。らうそくあまたたてさせ大名小名。右のかたに/祠候(しこう) せらる。とかくと/時刻(じこく)うつりて後。相撲すでに始りぬ。関白殿 の相撲共。何も名を得し取手なり。寄相撲もよのつねなら ぬもの共なれば。三十番もすぎけれども。取わけにぞみへたり