東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

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古今相撲大全 - 翻刻

古今相撲大全 - ページ 73

ページ: 73

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【右丁】 云(いひ)あげる。次に相手もなのりあぐる。第一の角力取又初のごとく。 下座筵の上にて平伏し。而後二字口へ出。左右中腰にて烏(からす) 飛(とび)をし。手合をなし取むすぶ。行司此勝負を見/極(きはめ)て勝(かち)の方へ 団(うちわ)をあげる。第二のすまふは。はじめ負(まけ)たる方より出かける是/故(こ) 実(じつ)なり。それよりの次第是に同じ。双方の人数(にんじゆ)のこらず取/終(おはれ) ば中にも力量(りきりやう)すぐれ。殊に手なども上手(じやうず)なる角力取を。殿(との)より 御見出しありて。誰々(たれ〳〵)三人。又誰々を五人勝負取らすべき様 御/乞(こい)ありけることあり。是を三人/懸(がゝ)り。五人懸りといふ。三番。五番 をつゞけて合す。一人して三番にても五番にても勝(かち)つゞけ 【左丁】 れば。此とき殿より御/褒美(ほうび)出る《割書:何成共御家の格式に|寄り相応の御品を賜ル》頂戴(ちやうだい)して 膝退(しつたい)す。かくのごとくの格式(かくしき)にて。勧進(くはんじん)ずまふなど〳〵/違(ちがひ)甚(はなはだ)厳重(げんぢう) にして花やかなる見物事也。其外さま〳〵御/家例(かれい)の儀式(ぎしき)等これ あるといへども。中〳〵筆に書取がたければ。此余は爰(こゝ)に洩(も)らす    角觗場舊地考(すまふばきうちのかんがへ) 洛北(らくほく)紫野(むらさきの)。今宮御旅所(いまみやおたびしよ)の東/古池(ふるきいけ)の辺(ほとり)に亀宮(かめのみや)と号(がう)し小祠(ほこら) あり世人是を紀名虎(きのなとら)とも。又大/伴善雄(ともよしを)の霊(れい)を祭(まつ)るなりとも いふ。則/此辺(このへん)往古(わうご)すまふ取たる旧地(きうち)なりといへり。是(これ)甚(はなはだ)非(ひ)なり。往 古。大内裏(たいだいり)両京の古図(こづ)を以て考(かんかふ)れば。大に相違(さうゐ)せり。按(あん)ずるに