東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

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古今相撲大全 - 翻刻

古今相撲大全 - ページ 78

ページ: 78

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の二俵宛は左右《割書:今は|東西》の関の腰懸(こしかけ)とす。是も近来は右の余風(よふう)も すたれて水桶のせとす。世人土俵の数は定らずといへど左 にあらず。甚(はなはだ)故実(こじつ)あることなり。委は秘要抄(ひようしやう)に出たり    四本柱相当(しほんばしらのさうたう) 四本柱は四季(しき)に標(へう)す。東は春にて其色青色。西は秋にて 白色。南は夏にて赤色。北は冬にて黒色なれば。其色〳〵の絹(きぬ) をもつて巻(まく)を差別(しやべつ)とす。御前ずまふの風流なる物好より。つい に一様の色絹(いろぎぬ)にて。巻様に成たり    水引幕張様(みづひきまくのはりやう) 四本柱の上(うへ)に。水引幕を張(は)る。是も甚(はなはだ)習ひある事なり。北方は 陰にて。水徳をつかさどる。水の縁により北より張て。北に張 納る。幕の地絹(ぢぎぬ)染色。あるは模様等などの事は古今共に風流にまかす    幣帛両儀(へいはくのりやうぎ) 中に立る幣帛(へいはく)は土の色を標(へう)し。黄色を用ゆるを故実(こじつ)と す。則高野川原にて興行の時節(じせつ)までかくのごとくの黄(き)なる 幣を用ひたるに。其已来神道によつて。白幣に成たり今なをかくのごとし    力水清浄(ちからみつのしやう〴〵) 并 化粧紙近例(けしやうがみのきんれい) 相撲/場(ば)にて。桶(おけ)に水を堪(たゝへ)【湛】置(おき)。力者にあたふ故に。今俗に力水と