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【右丁】
歳賀之祝に鳩之杖を参らする事あり鳩の杖とは杖之上に
鳩を作り付たるものをいふ也鳩といふ鳥は食物にむせぬ
鳥也老人は食物にむせる事あるゆへ其まじなひに鳩之杖
を参らする也鳩之杖に故事はあれども歳賀之事に関せざ
ることゆへこゝに記さず
先代出雲守宗長迄は門人に許す五節句之献之次第の
巻物に祖先より伝ふる所の年中行事の中より五節句
之説を書抜き与へたるものなれども其後は絶て渡さ
ず故に世にこれを知るもの少し依て爰に其献之次第
を掲げ置く五節句之説は他日に譲る
正 月
【左丁】
《割書:三方鋪紙四隅若松掛糸 三度土器下輪花気束 耳土器|》
口 祝《割書:引鰒|昆布》 梅之献 箸
歯 固
《割書:三方鋪紙四隅若松掛糸|》
《割書:干鮎|小蘿蔔葉付|三ツ柑子》鏡 餅
盃《割書:土器| 足角》 三方
銚 子 屠蘓酒《割書:附り 白散 渡漳散|》
引替和雑煮
三月三日
《割書:三方鋪紙包長熨斗 耳土器|》
口 祝《割書:引鰒|昆布》 箸