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生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 168

ページ: 168

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【右丁】 至ては我家之一子相伝たるを以てこれをもらす事を得ず これを記さずして只切形のみを図示せば恰も画餅の如し 我流義之切形之書のみならず他流之書もむかしより世に 散在し居れども其書には古実法理之事は一も記しあらず 其画餅にひとしき書世に出しためなまものじりの庖丁者 これを得て宝蔵し其切形の如くまねをなせども必竟学ば ざれば其書に記したる如くならぶる事を得ず徒らに無法 之庖丁人となり反て具現者之笑の種となる如此もの昔よ りこれあり其例乏しからず然るに今又こゝに切形のみを 図示せば再び無法之庖丁人を世に出す事あらんをおそれ 左に記す魚鳥之所に其魚鳥之切形之名称之大略を示し其 【左丁】 切形を図示せずこゝに懸 鯉之切形之一を図し画餅 にひとしきものたる事を 知らしむ     懸鯉切形之図  【図】